「全国モデルの活用」提言

 【徳之島総局】伊仙町にある国指定史跡「徳之島カムィヤキ陶器窯跡」の保存管理計画策定委員会(委員長・坂井秀弥奈良大学教授、委員8人)の会合が4日、同町教育委員会であり、基本方針や開発規制などの方策を盛り込んだ計画の素案について協議した。2014年度中に計画をまとめ、15年度以降に整備、活用計画の策定に着手する方針。委員から「周辺環境整備も含め、全国のモデルとなるような保存、活用計画を作ってほしい」との要望があった。
 徳之島カムィヤキ陶器窯跡は1983年、同町阿三のため池工事中に発見された。窯跡は東西1・5㌔、南北800㍍の範囲に7支群が分布し、100基ほどと推定されている。壺を中心に甕(かめ)、鉢、碗(わん)、水差しの5種が出土した。
 生産年代は11世紀後半から14世紀前半。流通範囲は琉球列島から九州南部まで南北1200㌔に及ぶ。徳之島は一大生産地とされ、生産、流通の在り方を知る上で重要な遺跡として07年、国の史跡に指定された。