「品質・衛生管理」認定市場に 奄美漁協の笠利本所

「優良衛生品質管理市場・漁港」の認定を受けた奄美漁協笠利本所の出荷作業(提供写真)

「優良衛生品質管理市場・漁港」の認定を受けた奄美漁協笠利本所の出荷作業(提供写真)

 奄美漁業協同組合(柊田謙夫組合長)の笠利本所が、一般社団法人大日本水産会(東京)が定める「優良衛生品質管理市場・漁港」の認定を受けた。県内3施設目で、奄美群島では初めて。同漁協は「衛生管理や鮮度保持の取り組みをPRし、安全安心でおいしい『奄美鮮魚』のブランド化を図っていきたい」としている。

 

 優良衛生品質管理市場・漁港は、品質に対する信頼性を得ることを目的とした制度。奄美漁協を含め市場の施設や衛生管理手法などの基準をクリアした国内25施設が認定を受けている。

 

奄美漁協の認定は昨年12月22日付。荷さばき場の周囲を鳥の侵入を防ぐ防鳥ネットで囲ったほか、場内では専用の雨靴を履き、それを殺菌水に浸してから入るなど徹底。魚を床に置かないよう選別用の台を設置し、魚や氷などを入れる箱も地面に触れないようにするなど細心の注意を払っていることなどが評価された。

 

 奄美漁協はこれまでにも船上での活き締めや血抜き処理、細かい泡で魚をコーティングして酸化や菌の増殖を抑制する「ウルトラファインバブル」の装置などを導入。衛生管理に加え、鮮度の良い魚を提供する取り組みを続けてきた。

 

 原永竜博参事は「認定を受けたことで、信頼性も高まる。認定はゴールではなく通過点。現在の取引先を大切にしつつ、新たな市場の開拓にも取り組んでいきたい」と語った。