「奄美らしいおもてなしを」 奄美市・外国人接遇セミナー

外国人の視点から観光客接遇について助言したルースさん=17日、奄美市名瀬の奄美文化センター

外国人の視点から観光客接遇について助言したルースさん=17日、奄美市名瀬の奄美文化センター

 奄美市の「外国人観光客接遇セミナー」が17日、同市笠利町と同市名瀬の2会場であった。㈱ジャーマンインターナショナルのルース・マリー・ジャーマンさんが講師となり、「英語の上手さよりも英語で何を伝えるかが大事。奄美らしいおもてなしを考えて」などとアドバイスした。

 

 セミナーは増加する外国人観光客に対応してインバウンド増を目指そうと、奄美市が主催、同市のアビコムデザイン合同会社が実施した。両会場で観光業・接客業の関係者ら約100人が受講した。

 

 ルースさんは米国ノースカロライナ州生まれ、ハワイ州育ち。1988年に来日し、現在はテレビ出演や執筆活動の傍らインバウンド対策について外国人の視点から全国の自治体や企業へアドバイスしている。

 

 ルースさんは旅行客の現地消費を増やすためには▽歓迎の雰囲気づくり▽住民との交流▽文化の説明―が必要と指摘。「その土地の良さが分かればリピーターや母国での広告塔になってくれる。東京や沖縄とは違う奄美の文化を前面に押し出し、一人一人が歓迎の気持ちでコミュニケーションすることが大切」と語った。

 

 来場者から「何を目的に来ているのか分からない」「事前に準備しておくことは」などの質問があった。ルースさんは「ウェブの口コミサイトで人気の場所をチェックしている」「レストランでは現地の人がよく頼む料理セットを用意したり、肉抜きの料理、動物性のものを使っていない料理があることをアピールして」などと助言した。

 

 龍郷町の町田酒造㈱で工場見学などを担当している本田幸さん(32)は「外国人の旅行者が増えてきたと感じる。英語を話せるスタッフに頼りがちだが、壁を作らず積極的に交流しようと思う」と話した。