「学校が家族のよう」 離島小規模校の教育体験 鹿大教育学部

児童と交流する鹿大教育学部の学生=6日、瀬戸内町の阿木名小中

児童と交流する鹿大教育学部の学生=6日、瀬戸内町の阿木名小中

 鹿児島大学教育学部の体験学習が5、6の両日、奄美大島の6小学校であった。学生37人が参加。児童生徒との交流や授業見学を通して離島小規模校の教育現場を体験した。

 体験学習は「学校環境観察実習」の一環。離島勤務へ不安を抱く学生や新人教員が多かったことから1997年に始まった。

 今年は2年生が来島。2日間の日程で奄美市の知根小、大川小中、佐仁小、瀬戸内町の薩川小、諸鈍小中、阿木名小中で体験学習を行った。

 6日、阿木名小中(川原啓司校長、児童生徒75人)であった体験学習には学生19人が参加。授業見学や奄美の歴史を学ぶ講義に参加して離島での教育に対する理解を深めた。

 学生たちは給食や昼休み時間を利用して児童生徒たちとの交流も楽しんだ。熊本市出身の鶴堀尊丈さん(20)は「想像以上にインフラが整っていて住みやすい環境だと分かった。上級生と下級生のつながりが強く学校全体が大きな家族のよう」と感想を語った。

 小学校6年まで奄美市の朝日小に通っていた古屋敷瑠璃さん(19)は「この授業で奄美に来るのを楽しみにしていた。転勤族だったが奄美が一番楽しかった。将来は先生になって島に帰ってきたい」と笑顔を見せた。

 川原校長は「学生たちは離島の小規模校ならではの良さや楽しさを感じているよう。子どもたちも若いお兄さん、お姉さんと触れ合えていつもよりも生き生きしている」と目を細めていた。