「感染症対策に役立てて」 エタノール、町内22団体へ 与論町の有村酒造

茶花こども園へ高濃度エタノール商品を寄贈する有村工場長(提供写真)

茶花こども園へ高濃度エタノール商品を寄贈する有村工場長(提供写真)

 【沖永良部総局】与論町の有村酒造(有村泰和代表取締役)はこのほど、新型コロナウイルス感染症対策に役立ててほしいと、自社が製造した消毒用高濃度エタノール製品66本を与論町内の学校や金融機関、葬儀会社など22団体へ寄贈した。

 

 製品は同社の奄美黒糖焼酎を再蒸留したアルコール度数75度の「ALL YORON スピリッツ75」(内容量360ミリリットル)。

 

 有村晃治工場長は「与論島では7月に新型コロナのクラスター(感染者集団)が発生し、島内の飲食店などが営業を自粛していたが、8月末ごろから感染防止対策をした店舗が営業を再開し始めた。愛飲していただいた島民に少しでも恩返ししたいと考え、寄贈した」と話した。同社は6月にも町を通して医療機関や介護施設へエタノールを寄贈していた。

 

 全国的な需要の高まりを受け、国税庁は5月から「飲用不可」と表示した消毒用高濃度エタノール製品に限り、酒造メーカーに酒税を課さない特例を設けている。