「目標を強く持って」ソプラノ歌手鶴澤さんが講演 奄美市名瀬

世界各国の国歌を力強く歌い上げる鶴澤さん=21日、AiAiひろば

世界各国の国歌を力強く歌い上げる鶴澤さん=21日、AiAiひろば

 大病を克服した後、世界各国を巡りその国々の国歌を歌う活動を展開しているソプラノ歌手鶴澤美枝子さん(66)の講演会が21日、奄美市名瀬のAiAiひろばであった。鶴澤さんは約1時間半の講演で13曲を披露。身一つで実現したツアーを紹介し「目標を強く持てばお金は後からついてきた。夢はかなえられる」と思いを伝えた。

 

 鶴澤さんは香川県出身。6歳の時に大病を患い半身不随を宣告されたが、母親と共にリハビリに取り組み克服。15歳から独学で歌を学び、2017年には世界12カ国19都市で100回公演を達成した。

 

 鶴澤さんは歌とともにあった半生を振り返り、「お金と縁のない崖っぷちの生活だったが、60歳を過ぎたころから一寸先は『闇』から『輝く未来』に変わった。自分の考え方一つで世界は変えられる。自分を変えることは誰にでもできる」と約50人の聴講者へエールを送った。

 

 講演会は一般社団法人倫理研究所奄美倫理法人会が主催した。参加した60代女性=奄美市名瀬=は「歌も講演内容も力強くてとても同年代とは思えない。諦めなければできないことはないと元気づけられた」と感想を述べた。

 

 鶴澤さんは講演で9カ国の国歌を披露した。「国歌にはその国の人々の理想や願いが込められている。貧しかったり、悲しい歴史がある国の国歌ほど素晴らしい。東京五輪では全ての金メダリストに母国の国歌を贈りたい。100カ国以上歌えるように練習中です」とも語った。