「笑顔で歌って、若返り」 好評、デイ音楽教室 沖永良部島

高齢者らを対象に音楽療法を行う清水さん=14日、知名町

高齢者らを対象に音楽療法を行う清水さん=14日、知名町

 沖永良部島を拠点に音楽療法士として活動する清水恵子さん(知名町芦清良)の音楽教室が受講する高齢者らに好評だ。教室は町社会福祉協議会のデイサービス利用者らを対象に毎週開くほか、島内の福祉施設や与論町などでも開催。清水さんは「『笑顔で歌って若返り』が活動のモットー。一緒に歌い、たくさんの笑顔が見られるのが楽しい」と話す。

 

 兵庫県出身の沖永良部島2世。子どもの頃から歌や踊りが好きだったという清水さん。「認知症の母を音楽で笑顔にしたい」と考えたのをきっかけに、10カ月の通信教育を経て2016年4月に認定資格である歌唱療法士、その後、音楽療法士も取得した。

 

 主に知名や和泊の社協などで教室を開催。手話や簡易楽器も取り入れながら昔ながらの童謡や懐メロを歌い、脳と身体の活性化を促す音楽療法を実践している。

 

 14日に知名町社協であった教室にはデイサービスの利用者約20人が参加。「かもめの水兵さん」「夕焼け小焼け」「ふるさと」などを一緒に歌い、9月の敬老会に向けた出し物の練習も行った。

 

 清水さんは、障がいのある人や楽譜が読めない人も奏でられる楽器ヘルマンハープの演奏も披露した。教室終了後は参加者から「若い頃を思い出した」「気分が軽くなった」と喜ぶ声があった。

 

 清水さんは「歌には不思議な力があり、どんな人も歌う時はみんないい表情になる。記憶の底に眠る昔の思い出や感情を、歌で引き出してあげられるようにこれからも頑張りたい」と話した。