「西郷通し奄美の魅力探して」 奄美市の生涯学習講座「西郷塾」最終

西郷と愛加那の子・菊次郎と菊草らについて考察した安田塾長=1月31日、奄美市名瀬

西郷と愛加那の子・菊次郎と菊草らについて考察した安田塾長=1月31日、奄美市名瀬

 奄美市の生涯学習講座「西郷塾」(安田壮一郎塾長)の2017年度最終講座が1月31日、同市名瀬の名瀬公民館であった。奄美大島で生まれた西郷の子・菊次郎と菊草について安田塾長が考察し「資料の少ない2人の人物像を探る上で奄美の風土、文化を知ることが重要になる。西郷さんを通し、地元の魅力を掘り起こしてほしい」などと語った。

 

 講座は本年度の16回目。受講生と一般ら計27人が出席した。最終日は、西郷と結婚した愛加那とその子どもたちに注目。当時の奄美の風習や西郷没後の記録などを手掛かりに、人物像を考えた。

 

 安田塾長は西郷が徳之島に遠島になった際、幼い子どもを連れた愛加那が島を渡って会いに行ったことや、日本初の女性留学団の津田梅子らと西郷家のつながりなどを指摘。

 

 資料がほとんど残っていない菊草について「奄美を出た初の女性で、二度と島には戻らなかった。悲劇の人物ではなく、父母に似た豪胆さで決意を持って生きたのではないか」と持論を展開した。

 

 講座終了後は皆勤賞3人を含め20人に修了証書が手渡され、受講生らは1年の活動を振り返りながら学びへの意欲を新たにした。