おがみ山で日本復帰市民のつどい 奄美市名瀬

67年前に日本復帰を果たした先人たちをしのび、泉芳朗の胸像に献花する市民=25日、奄美市名瀬のおがみ山公園

67年前に日本復帰を果たした先人たちをしのび、泉芳朗の胸像に献花する市民=25日、奄美市名瀬のおがみ山公園

 奄美市名瀬のおがみ山公園で25日、「日本復帰市民のつどい」が開かれた。復帰運動を継承しようと、市民団体11団体でつくる実行委員会が主催。復帰運動の中心となった泉芳朗の胸像がある日本復帰記念碑前広場に市民約20人が集まり、断食や署名活動など無血で復帰を成し遂げた先人たちの偉業に思いをはせた。

 

 参加者は「日本復帰の歌」を斉唱し、泉芳朗の胸像に献花。泉芳朗が作詞した「断食悲願」の朗読後、「朝はあけたり」を斉唱した。

 

 主催団体を代表し、大津幸夫さん(88)は「オール奄美で取り組んだ運動の結束力、小異を捨てて大同につく決断、戦争を繰り返さない決意を語り継ごう」とあいさつした。

 

 復帰運動があった当時、大島高校生だったという「復帰を語り平和で豊かな島づくりを考える会」の満進吾さん(88)=奄美市名瀬=は、プラカードを掲げてデモ行進した思い出を語り、「当時、高校生の行進に励まされた、という声も聞いた」と話した。若い世代への継承について「本当に難しい。若者と語り合う場があれば真剣に語りたい」と話した。