かがり火集会を再現 高千穂神社で復帰記念奉祝祭

かがり火を囲んで日本復帰の歌を歌う参加者たち=25日、奄美市名瀬の高千穂神社

かがり火を囲んで日本復帰の歌を歌う参加者たち=25日、奄美市名瀬の高千穂神社

  奄美群島の日本復帰記念日の25日、奄美市名瀬の高千穂神社(黒木正和宮司)で復帰記念奉祝祭があった。境内には復帰運動当時と同じようにかがり火がたかれ、参加者は復帰運動にまい進した先人に思いをはせ、奄美の発展を願った。

 

 同神社は戦後、復帰運動で中心的役割を担った泉芳朗らが、かがり火をたいて断食祈願を行った場所。2015年から神社側はこの日を独自の奉祝祭と定め、氏子や奄美郷土研究会の有志らでつくる実行委員会(美佐恒七委員長)が、かがり火集会を再現している。

 

 この日は、断食祈願を行った人たちの思いを引き継ごうと市民ら約20人が参加。午後5時から拝殿で祭事があり、黒木宮司が祝詞を上げて日本復帰を祝った。

 

 祭事後、かがり火集会があり、美佐委員長の次男洸仁君(11)=崎原小6年=が「断食悲願」の詩を朗読した。参加者は燃え上がる火を囲み、「君が代」「日本復帰の歌」「朝はあけたり」を斉唱した。

 

 洸仁君は「緊張したけど復帰の日を想像しながら読むことができた」と話し、美佐委員長は「祭を通じて大人はもちろん、子どもたちも日本復帰運動について考えてほしい。将来はこの日が国の祝日になれたら」と話していた。