きゅらさん公園で植樹祭 知名町知名

植樹セレモニーを行った関係者ら=1日、知名町知名

植樹セレモニーを行った関係者ら=1日、知名町知名

 知名町知名字にある「イナミズゴーきゅらさん公園」で1日、植樹祭があった。関係者や地元住民ら約100人が参加。新たなコミュニティーの場として生まれ変わった同公園の再整備を祝うとともに、地域活性化の拠点としての今後の役割にも期待を寄せた。

 

 植樹祭は知名字の主催した。字住民や町商工会青年部、JAあまみ青壮年部知名支部、フローラルホテルなど各団体が共同で取り組む地域活性化(マチヘソ)プロジェクトの一環。

 

 町の中心地にありながら、近年は人が立ち寄らなくなっていた同公園を「沖永良部島ならではの花木でいっぱいにし、人が集い、憩える場にしよう」と、マチヘソプロジェクトのメンバーで企画立案。環境省主催の「第13回みどり香るまちづくり」企画コンテストに応募し、環境大臣(最優秀)賞を受賞した。

 

 町は民間主体の取り組みを支援しようと、奄振交付金を活用し、約900万円で4月に同公園を再整備。公園内に植樹した花木(約30種類)は、企画コンテストの副賞と、事業に賛同する個人、団体からの寄付。

 

 植樹祭では、関係者が苗木に土をかぶせるセレモニーを実施。島内の植物に詳しい新納忠人さんが植樹した花木について解説した。

 

 知名字の吉田末次区長(68)は「この公園に多くの人が集い、ここが拠点となって商店街など各地に効果が波及、発展していくことを期待したい」などとあいさつ。今井力夫町長は「この公園が商店街や字の活性化、町民の結いの心、島らしい癒やしの場所として、町づくりの出発点になると確信している」と述べた。

 

 来賓あいさつで、「みどり香るまちづくり」企画コンテストを主催する環境省の吉川圭子大気生活環境室長は「島のアイデンティティーである花の活用や、地域の多くの人を巻き込んでの企画の作成。さらに観光の振興や文化を守り伝える場にもしたいといった発想がとても光っていた」と評価、今後の活動の進展にも期待を寄せた。

 

 今後は知名字や関係団体で公園を管理する。地元の子どもたちの花育活動の場としても活用していく計画。