ごみ問題、身近なことから 酔庵未来塾で子どもサミット 沖永良部島

酔庵未来塾で漂着ごみ拾いの活動を発表した、うじじきれい団(写真右)=17日、知名町

酔庵未来塾で漂着ごみ拾いの活動を発表した、うじじきれい団(写真右)=17日、知名町

  【沖永良部総局】沖永良部島で環境と調和した持続可能な社会の実現や島興しに取り組む有志の勉強会「酔庵未来塾」が17日夜、知名町屋者のエラブココであった。52回目の今回は「第2回子どもサミット」と題して、通学路のごみや、海岸の漂着ごみを拾い、島の環境美化に取り組む2組の親子が活動発表。傍聴した大人たちも子どもたちの発表を通して、ごみ問題の解消へ地域で一人一人ができることを考えた。

 

 発表者は同町下平川小学校5年の竿りりさん、同3年のはなさん、同1年のめいさんの3姉妹でつくる「うじじきれい団」と、和泊小4年の大福寛侍君が隊長を務める「通学路キレイ隊」の2組。隣で父親が発表をサポートした。

 

 2年前から知名町のウジジ浜をはじめ島内の海岸で漂着ごみを拾う活動を始めた竿姉妹は、世界的な環境問題となっているマイクロプラスチックが島内の海岸にもたくさん存在することや、毎朝15分の清掃でも継続すれば、海岸をきれいに保てることなどを伝えた。

 

 活動がメディアで取り上げられたり、学会やシンポジウムでの発表、家族のSNS(会員制交流サイト)による情報発信を通じて、一緒にごみ拾いに参加したり、手助けしてくれる人が増えたことも紹介。「仲間が増えると勇気と希望をもらえ、活動を続ける原動力になる」と話した。

 

 大福君は1年半前から朝の通学時間を利用して、父親と共に通学路のごみ拾いを始めた。約1㌔の通学路で、たばこは平均10本も拾う現状を紹介。「たまに火がついたままのものもあって危ない」などと訴えた。

 

 今年1月から和泊町で「ポイ捨て及びふん害の防止条例」が施行されたことも挙げ「ポイ捨ては絶対に駄目」と呼び掛けた。

 

 子どもたちの発表後、同塾の石田秀輝塾長が講話。世界におけるプラスチックの環境問題と、その解決に向けた各国と日本の取り組みの現状などを伝えた。