すみようふれあいフェア多彩な催し

多くの来場者でにぎわった販売コーナー=1日、奄美市住用町

多くの来場者でにぎわった販売コーナー=1日、奄美市住用町

 奄美市住用総合支所主催の「すみようふれあいフェア」が1日、同市住用町の住用公民館などであった。東京大学医科学研究所特任研究員の服部正策さんが講演し、奄美・沖縄の世界自然遺産の推薦区域となっている同町の森にすむ希少な動植物の魅力を紹介。舞台発表や作品展示、農水産物の販売など多彩な催しがあり、大勢の人でにぎわった。

 

住用町の希少な動植物を紹介した服部さん

住用町の希少な動植物を紹介した服部さん

 すみようふれあいフェアは地域の産業、教育、文化、健康づくりの振興が目的。市町村合併や豪雨災害の影響で一時中止されたが、2016年度に復活し、4年連続で開催している。

 

 講演で服部さんは住用町の大部分が奄美群島国立公園に指定され、来年夏の遺産登録を目指す奄美・沖縄の推薦区域や周辺の緩衝地帯が含まれていると紹介。固有種の多さが奄美と沖縄の島々の特徴として、南西諸島が1千万年以上前に大陸から分かれて、それぞれの島で生き物が独自の進化を遂げたと説明した。

 

 世界で住用だけに自生する貴重な植物を紹介。クワガタ類など昆虫の密猟が懸念されているとして、注意を呼び掛けた。

 

 舞台発表には町内3保育所の子どもたちや公民館講座生らが出演。住用総合支所周辺広場では奄美少年自然の家の体験コーナーや、すみよう漁業集落のお魚市、農産物販売などのテントが並び、来場者らが体験や買い物を楽しんでいた。