アフターコロナへ観光推進 瀬戸内町に旅行会社新設 請・与路島の周遊で

請島に開設されたTARGET HOLDINGSの宿泊施設「National Park Style Cottage」(同社提供)

請島に開設されたTARGET HOLDINGSの宿泊施設「National Park Style Cottage」(同社提供)

 瀬戸内町でテレワークオフィスを運営するTARGET HOLDINGS(立石聡明代表取締役社長)はこのほど、同町に旅行事業を行う子会社「ナショナルパークツーリズム奄美」(平田大代表取締役社長)を設立した。新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いた段階「アフターコロナ」で、同町の請島、与路島への観光客誘致を推進するとしている。

 TARGET HOLDINGSは2018年に瀬戸内町と地域活性化連携包括協定を締結し、翌年同町に本社を移転。町と共同でテレワーク・ワーケーションオフィス「せとうちIT BASE」を運営している。

 町では既に、子会社のナショナルパークツーリズムてしかが(本社・北海道)が旅行事業を展開してきたが、地元での旅行会社設立で、奄美リピーター向けに請島、与路島の周遊・アイランドホッピングツーリズムを推進し、奄美大島での旅行事業を強化する狙い。

 TARGET HOLDINGSは20年10月から請島の旧ノエビア宿泊研究施設を宿泊施設「National Park Style Cottage(ナショナルパークスタイルコテージ)」として運営開始。与路島でも古民家を改修し、12月中に宿泊施設を開業予定で、同施設を利用したアイランドホッピングツーリズムの展開を目指す。

 奄美市名瀬出身の平田社長(33)は「奄美大島は、若者が働ける環境が限られており、私自身学校を卒業後、就職のために一時、奄美を出た。奄美の中で雇用を生み出したい、若い世代が楽しく、志を高く保ちながら働ける環境を用意したいという思いがある。事業を通じて、奄美の自然を守りながら、奄美の魅力を知ってもらう観光を推進し、withコロナの環境に合わせたワーケーションや移住を推進することで、離島を含めた奄美大島全体の活性化に貢献したい」と抱負を語った。

請島に開設されたTARGET HOLDINGSの宿泊施設「National Park Style Cottage」(同社提供)

請島に開設されたTARGET HOLDINGSの宿泊施設「National Park Style Cottage」(同社提供)