エラブ百合まつり今年も ―兵庫・尼崎市

テッポウユリの切り花配布に喜ぶ来場者ら=8日、尼崎市の阪神尼崎駅前広場

テッポウユリの切り花配布に喜ぶ来場者ら=8日、尼崎市の阪神尼崎駅前広場

 【沖永良部総局】第12回エラブ百合まつり(エラブ百合を咲かそう広げよう友の会主催)は8日、兵庫県尼崎市の阪神尼崎駅前広場で開催された。多彩な舞台芸能が繰り広げられたほか、会場には主催団体の会員が育てたテッポウユリが飾られ、多くの来場者でにぎわった。

 同会は1995年の阪神・淡路大震災で被災した山本奈津子さん(70)=尼崎市在住、知名町出身=が、世話になった近所の人へのお返しに沖永良部島産テッポウユリの球根を配り始めたのを機に、尼崎沖洲会の賛同者で発足した。
 11年前からは、毎年6月第2日曜日にまつりを開催。会員約40人が協力し、1週間前から、会員が育てたユリのプランター約200台を展示した。
 まつりでは、尼崎の沖洲会婦人部、鹿児島県人会、奄美会、神戸清村教室など出身者らが踊りやダンスを披露したほか、歌手・嶺陽子さんのライブなどで盛り上がった。
 嶺さんが歌う「永良部百合の花」に合わせて来場者も輪に入って踊り、イベントを締めくくった。最後に、展示していたユリなど切り花約千本が来場者に配られた。
 山本さんは「最初は被災者に元気になってほしいとの思いだけだったが、今では島のPRを込めたイベントになった。心は島にある。これからも応援し続けたい」と話した。