エンサイでため池水質改善へ 与論町、カビ臭藻の抑制期待

ンサイの苗を載せた木製の枠組みを、ため池に浮かべる組合員=9月22日、与論町

ンサイの苗を載せた木製の枠組みを、ため池に浮かべる組合員=9月22日、与論町

 与論町の平瀬地区水管理組合(麓才良組合長)は9月22日、主に中華料理などに使われる葉野菜エンサイの苗約240本を「平瀬地区ため池」に浮かべた。農業用ため池の水質改善を目的とした試験的な取り組み。効果が確認できれば、島内で取り組みを広げたい考え。

 

 同組合によると、エンサイには、有毒でカビ臭を放つ藻アオコの発生を抑制する効果があるという。

 

 同組合は今年6月に同様の取り組みで水質浄化の成果を上げている沖縄県南城市を視察し、試験的に導入した。

 

 当日は組合員10人が城公民館に集まり、エンサイの苗を水面に浮かべるための木製の枠組みを制作。完成後、ため池に運んで浮かべた。

 

 同組合では4年前からため池の水質改善に取り組み、現在は週1回、EM(有用微生物群)をため池に散布するなどし、一定の成果を上げているという。

 

 同組合の保喜久男副組合長は、「EMの活用で、ため池からの臭いはしなくなった。エンサイで、さらなる水質改善につながれば。今後、成果が表れれば徐々に(量を)増やしていきたい」と話した。