ガイド研修でエコツアーを企画 与論島

受講生が与論島の歴史や文化など地域の魅力を紹介したエコツアーガイド育成研修会=30日、与論町城

受講生が与論島の歴史や文化など地域の魅力を紹介したエコツアーガイド育成研修会=30日、与論町城

 奄美群島広域事務組合主催の2020年度エコツアーガイド初期段階育成研修が29、30の両日、与論島であった。島内の受講生10人が集落歩きのツアーを企画。与論町の立長、城集落周辺でツアー参加者計14人を案内した。城集落では、断層崖などダイナミックな自然の地形も生かした与論城跡周辺を歩いて回り、地域の歴史や文化、自然などの魅力に触れた。

 

 研修でのツアー企画はガイドの資質向上などが目的。両日は元長崎県立大学教授で奄美群島エコツーリズム推進協議会委員の西村千尋さん(56)が講師として同行した。

 

 受講生が企画したツアーは「みじらしゃ! 楽しいマルケーツアー」(立長)と「与論城から見る歴史と文化」(城)。29日は、「島人と学ぶ与論の行事食」をテーマに立長集落内を歩いた後、正月や祝いの席でふるまわれる伝統料理「みしじまい(炊き込みご飯)」などの紹介があった。

 

 30日は、600~500年前の琉球の王族が築城したとされる与論城跡周辺を中心に約2時間かけて散策した。集落歩きではフクギ並木などがある古道や、地下にある洞窟型の湧水地で町文化財の「屋川(ヤゴー)」などを見学。城跡周辺では高さ約60㍍の断層崖沿いの自然に囲まれた遊歩道でトレッキング(山歩き)も楽しんだ。

 

 受講生の松村和広さん(67)=与論町東区=は「自分のルーツを知りたいと受講した。与論島の歴史や文化を勉強して、ガイドとして島の子どもたちや来島者に伝えていきたい」と話した。

 

 奄美群島エコツアーガイド初期段階育成研修の今年度の申込者は奄美群島全体で78人、うち与論島は11人。実地研修は2月6日、喜界島である。