グリーンツーリズム研修会で事例紹介  「TAMASU」の中村代表

体験型観光の取り組みで事例紹介する中村理事長=26日、鹿児島市

体験型観光の取り組みで事例紹介する中村代表=26日、鹿児島市

 県の「グリーン・ツーリズム&むらづくり推進研修会」が26日、鹿児島市内のホテルであった。県の2018年度「共生・協働の農村づくり運動」で知事表彰を受けた大和村国直のNPO法人「TAMASU」の中村修代表が、都市部との交流を柱とした地域活性化への取り組みで事例紹介し、「地域の将来像を住民と共有することが、取り組みの持続につながる」と話した。

 

 「TAMASU」は国直の青壮年団を中心として2015年に設立。住民の特技や集落の暮らしを生かした体験交流活動を柱に、都市部からの観光客と交流している。

 

 中村代表は体験型観光の取り組みにより、地域の所得向上や若者の常勤雇用といった効果が生まれたと説明。地域の将来像について「日本一ゆっくりできるロングステイの村を目標に取り組む」と述べ、「観光効果の波及と観光の悪影響の抑制を目標に掲げた。活動推進に当たってはワークショップやアンケートを何度も重ね、住民が関与することで自分のことと考えられるようになった」と話した。

 

 研修会は地域活性化への自主的な取り組みの推進を目的に開催。県内農村部のグリーン・ツーリズム実践者や行政の担当者など約100人が参加。中村代表のほか、県内の農村地域でむらづくりに取り組む関係者の事例発表や講演もあった。