コロナワクチン、奄美2島に到着 優先接種、きょう徳之島で開始

超低温冷凍庫に移すため、ワクチンが入った箱を取り出す市の担当職員=7日、奄美市

超低温冷凍庫に移すため、ワクチンが入った箱を取り出す市の担当職員=7日、奄美市

 新型コロナウイルスのワクチンが7日、奄美市名瀬の奄美ワクチンセンター(奄美文化センター内)と徳之島町の徳之島徳洲会病院に到着した。いずれも1箱975回分で医療従事者などへの優先接種用。接種開始は徳之島徳洲会病院が8日の予定で、奄美ワクチンセンターは検討中としている。

 

 優先接種の対象となる県内の医療従事者らは約7万5000人(うち奄美群島は4642人)。県には今月前半と後半に分け、第1弾として、国から約2万人分のワクチンが配分される。供給には限りがあるため、県は新型コロナ患者との接触リスクの高い約3000人をできるだけ早い段階で接種させるとしている。

 

 奄美市へのワクチンは6日、空輸で奄美空港に到着し、注射針とシリンジ(注射筒)は同日で奄美市役所まで届けられた。ワクチンは7日午前、運送業者が奄美市役所に配送した。約1㍍四方の保冷箱の中に、厳重に梱包(こんぽう)されており、運送業者が箱を開け、内ぶたに埋め込まれた温度モニター装置で内部の温度「マイナス78・5度」を確認。市の担当職員に引き渡した。

 

 対応した市健康増進課の徳永明子課長は「当初予定していた量よりもかなり少なかったので、分配というところが心配ではあるが、今回届いたワクチンは医療従事者用。県や医師会と連携をとりながら、しっかりと他の接種施設にも届け、接種が円滑に進むようにしたい」と話した。

 

 ワクチン接種が行われる施設には、接種と保管を担う「基本型接種施設」と、基本型施設からワクチンを移送して接種を行う「連携型接種施設」がある。奄美群島の基本型は奄美ワクチンセンター、徳之島徳洲会病院を含む4カ所。連携型は20カ所。

 

 ワクチンは1箱195瓶入りで最大1170回分とされるが、県によると、今回配布されたシリンジは全て5回接種用のため、1箱975回分となる。