シマアザミの試験栽培へ 大和村

シマアザミの特徴を説明する㈱ヘルシーアイランズ役員=8日、大和村の役場会議室

シマアザミの特徴を説明する㈱ヘルシーアイランズ役員=8日、大和村の役場会議室

  大和村は大棚地区の村営実証農園で今秋をめどに、健康食品として注目される「向春草」の原料、シマアザミの試験栽培を始める。食品の開発を進めた㈱ヘルシーアイランズ(徳之島町、藤山尚二郎社長)の協力を得て着手する。8日、村役場で同社が説明会を開き、同社との契約栽培例などを説明し、住人にも生産を呼び掛けた。

 

 シマアザミは奄美大島以南に分布するキク科の植物。琉球大学やNPO法人奄美機能性開発研究会が成分を分析し、抗酸化作用の強いポリフェノールが豊富に含まれ、肝臓の脂肪蓄積を抑える効果が高いことなどが科学的に示されている。

 

 同社は琉球大学、徳之島町と共同研究に取り組んできた。徳之島町は4月、町内に機能性植物加工センターを整備。同社が管理運営し、島内の契約農家45戸が栽培したシマアザミを全量買い上げ、施設で1次加工して大手原料メーカーに出荷している。4月には和泊町内3カ所のほ場計1㌶でも生産を始めた。

 

 同社の元山浩二常務取締役は「奄美大島でもシマアザミの生産を広げたい。大和村は潮風が当たるなど栽培に適した場所が多い。まずは試験栽培など村との協力を進めていく」と話した。