シマアザミ健康食品、世界へ ㈱ヘルシーアイランズの販路計画

地域産業資源活用事業認定書の交付を受けた㈱ヘルシーアイランズの藤山社長(写真左)=17日、徳之島町役場

地域産業資源活用事業認定書の交付を受けた㈱ヘルシーアイランズの藤山社長(写真左)=17日、徳之島町役場

 健康食品や加工品の生産販売を手掛ける㈱ヘルシーアイランズ(徳之島町母間、藤山尚二郎社長)の「奄美の伝統食材『アマミシマアザミ』の健康・医療業界向け商品開発及び販路開拓」計画が、中小企業地域資源活用促進法に基づく「地域産業資源活用事業」として経産相認定を受けた。17日、同町役場で認定書交付式があり、藤山社長(60)は「シマアザミの効能に着目した健康食品『向春草(こうしゅんそう)』はオンリーワンの商品。国の支援を受けながら町と一体となり、奄美から世界に売り出していきたい」と意気込んだ。

 

 地域産業資源活用事業認定は奄美群島で4例目、徳之島では初。認定を受けることで、補助金や融資金利の優遇、信用保証の特例などの支援措置を活用できる。

 

 同社は抗酸化作用の強いポリフェノールが豊富に含まれ、肝臓への脂肪蓄積を抑える効果が確認されているシマアザミの栽培から加工販売まで行う会社として2016年1月設立。18年4月からは徳之島町が整備した町機能性植物加工センターの管理運営を担い、シマアザミの一次加工を行っている。

 

 同社の認定計画は5年間。健康食品会社や製薬会社と研究・臨床試験などを行い、商品開発や販路開拓に取り組む。シマアザミの栽培地や加工施設を奄美群島の各島に拡大し、地域ブランド化と産業創出も目指している。

 

 交付式で、九州経産局中小企業経営支援室の柳島一清室長は「本土から離れた不利な条件の島での取り組みを支援したい。認定を契機に徳之島町が新しい健康づくりの町として進んでいくことを期待する」と述べた。高岡秀規町長は「町も連携しながら、持続可能な加工ができるよう支援したい」と語った。