スマホ片手にまち歩き 龍郷町秋名

スマホから流れる観光案内を聞きながら秋名集落の田んぼ道を歩く勝さん=1日、龍郷町

スマホから流れる観光案内を聞きながら秋名集落の田んぼ道を歩く勝さん=1日、龍郷町

   まち歩きの際に、スマートフォンでその地域の観光案内を聞く音声ガイドアプリの実証実験が1日、龍郷町秋名集落で始まった。集落内の観光スポットがアプリの地図上に示され、タッチすると当地の由来など観光案内の音声が出る。地元の人の肉声による方言や島唄も流れ、秋名集落の伝統や文化が感じられる仕組みだ。

 

 実証実験は国土交通省の事業を活用し、一般社団法人離島総合研究所(埼玉県)が展開する。コロナ禍の中、非接触型の観光ガイドの在り方を模索するもので、県内では初の取り組み。アプリは、ショチョガマなどの伝統行事の音声が写真付きで流れたり、地元の人が話す方言の意味も解説している。

 

 実証実験初日、参加第1号となったのはサイバー大学教授であまみ大島観光物産連盟プロジェクトリーダーの勝眞一郎さん(57)。まち歩きの発着地に位置付けられる「荒波(あらば)のやどり」でアプリをダウンロードした後、地図上に示された▽田んぼ道▽琉球石垣▽ショチョガマ▽隈元商店▽秋名海岸▽平瀬マンカイ▽秋名集会場│などの各スポットを、スマホ片手に見て回った。

 

 勝さんは「歩きながら田んぼや集落内で響く音、匂いも感じつつ、(アプリで)解説を聞くのはいいなと思った。やや分かりづらい場所(観光スポット)もあったので、まち歩きの簡単なレクチャーを受けてから、出発するとより楽しめそう」と語った。

 

 離島総研によると、7日までの期間中、アプリ利用者へアンケートを実施。コロナ禍の中、アプリが旅行者の安心感を高めるのに効果があるかなどを調査する。荒波のやどりでアンケート用紙を配布するほか、ネット上でも回答できる。アプリは無料でダウンロードでき、8日以降も利用できるという。