ナビさん、眠るように最期 「ゆっくり休んで」と家族   国内最高齢、子供9人孫140人  喜界町

昨年の「敬老の日」に三反園知事の訪問を受けた田島ナビさん=2017年9月18日、喜界町

昨年の「敬老の日」に三反園知事の訪問を受けた田島ナビさん=2017年9月18日、喜界町

  国内最高齢の女性で喜界町在住の田島ナビさんが21日午後7時58分、老衰のために同町内の病院で死去した。117歳だった。世界最高齢とみられる。関係者からは田島さんの死去を惜しむ声が寄せられた。告別式は23日午後1時から同町羽里113番地の青木葬祭で。自宅は喜界町荒木302番地。喪主は孫の廣行(ひろゆき)さん。

 

 田島さんは1900(明治33)年生まれ。7男2女を育て上げ、子孫は140人を超えた。約15年前から特別養護老人ホームで暮らし、ここ数年はベッドで寝ていることが多かった。体調を崩し、1月から町内の病院に入院していた。

 

 病室で最期をみとったという廣行さん(65)は「眠るように息を引き取った。よく頑張ってくれたので『ゆっくり休んで』と声を掛けたい」と語った。

 

 昨年の「敬老の日」に祝い状と記念品を直接手渡した三反園訓知事は「突然の悲報に驚いている。県民に明るい希望と活力を与えて下さった。もっと長生きしてしていただきたかったが、誠に残念です」とのコメントを出した。

 

 喜界町の川島健勇町長は「田島さんの長寿で、喜界島の食生活や生活環境が全国から注目された。島のPRにもつながりとても感謝している。ご冥福をお祈りします」などと語った。

 

 田島さんは2015年9月に国内最高齢となった。昨年9月、世界最高齢とされたジャマイカの女性が117歳で死去し、ギネスワールドレコーズ社が田島さんを世界最高齢と認定するため調査していた。

 

 厚生労働省によると、田島さんの死去で女性の国内最高齢者は横浜市の都千代さんとなった。1901年(明治34)年5月2日生まれの116歳。男性の国内最高齢者は北海道足寄町の野中正造さんで、1905(明治38)年7月25日生まれの112歳。ギネス社が世界最高齢の男性に認定している。