フードバンク事業推進へ 龍郷町と地元NPOが協力

食料などの提供に関して合意したフードバンク奄美の大津理事長(中央)と、龍郷町の竹田町長(右から2人目)=18日、同町役場

食料などの提供に関して合意したフードバンク奄美の大津理事長(中央)と、龍郷町の竹田町長(右から2人目)=18日、同町役場

 NPO法人フードバンク奄美(大津幸夫理事長)と龍郷町(竹田泰典町長)は18日、地域支援の食料提供に関して合意した。両者は今後協力し、企業などから無償で提供された食品を生活困窮者や子ども食堂などの地域支援活動、災害時の支援物資として有効活用する。

 

 同NPOは、安全に食べられるのに廃棄される食品を企業に寄付してもらい、行政や福祉施設などを通じて生活困窮者に無料で提供する「フードバンク」事業を、奄美大島でも推進しようと昨年11月に発足。今年に入り奄美市、大和村とも合意している。

 

 この日、龍郷町役場で関係者が面会し、大津理事長と竹田町長が合意書にサインした。また同NPOが町に、全国各地から届いた米約150㌔と非常食約500食分を提供した。

 

 大津理事長は「本当に支援を必要とする島の生活困窮世帯の子どもたちなどに対し、食べ物を届けたいが、我々だけではなかなかそうした人たちまで手が届かない。行政の力を貸していただきたい」と要望。竹田町長は「今年から子育て支援の一環として地域の団体と協力し、子ども食堂開設に向けた取り組みも進めている。また福祉施設も多い町。(フードバンク)事業の趣旨に沿うよう協力したい」などと応じた。