マコモで茶葉作り 手熟師子ども講習会 龍郷町幾里

マコモを使った茶葉作りに取り組んだ講習会=26日、龍郷町幾里

マコモを使った茶葉作りに取り組んだ講習会=26日、龍郷町幾里

 ものづくりの楽しさを伝える奄美手熟師会(岬眞晃会長、講師14人)の2020年度第2回子ども講習会が26日、龍郷町幾里であった。同集落在住の藤井菊美さん(47)を講師に迎え、親子連れ約20人がマコモを使った茶葉作りを体験した。

 

 マコモはイネ科の多年草で、肥大した茎の新芽が食用のマコモダケとなる。奄美大島では水田地帯の秋名、幾里で主に栽培され、秋に収穫シーズンを迎える。藤井さんによると、マコモには栄養素が豊富に含まれ、さまざまな健康効果があるという。

 

 茶葉作りには、夏に繁茂する葉の部分を使用。参加者は乾燥させた葉を切り刻み、土鍋で煎る作業に取り組んだ。藤井さんは「葉は細かく切ると風味が豊かになる」とアドバイスしたほか、「マコモは古代から霊草とされており、御神体として祭る神社もある」など豆知識も伝えた。

 

 奄美市名瀬から家族4人で参加した大冨将範さん(42)は「マコモダケの天ぷらやスープを食べたことはあったが、お茶は初めて。ほんのり甘くておいしかった」と感想。茶葉作りに挑戦した娘の釈花さん(10)は「(葉の)芯が硬くて切るのが大変だった」と話した。