ミカンコミバエ幼虫確認で、寄主果実除去 徳之島町

庭先の寄主果実を回収する行政担当者=24日、徳之島町母間

庭先の寄主果実を回収する行政担当者=24日、徳之島町母間

   徳之島町母間地区で採取したグアバ(バンジロウ)の果実から果樹・果菜類の害虫ミカンコミバエの幼虫が見つかったことを受け、門司植物防疫所などは24日、幼虫が確認された地点を中心に寄主果実の除去作業を実施した。住民の了承を得て庭先などに自生する果実を除去し、初動防除に努めた。

 町内での幼虫確認は2015年以来、5年ぶり。寄主果実の除去作業はミカンコミバエのまん延防止を目的に門司植物防疫所が主催。同防疫所名瀬支所や県、徳之島3町の農政担当者など約30人が参加した。

 24日は寄主果実の除去班とミカンコミバエの餌となるたんぱく質加水分解物と殺虫剤を混ぜた薬剤(ベイト剤)の散布班に分かれ、午前10時ごろから作業を開始。花時名集落から下久志集落にある住家や山間部を巡り、カンキツ類やパパイア、グアバなどの果実を回収した。回収した果実は一部を切開調査し、残りは町が花時名集落に用意した穴に埋設処理する。

 同防疫所名瀬支所の樋渡正一支所長は「住民の皆さんには庭先にある寄主果実の埋設、果樹農家は県や町の指導の下、適切な農薬散布や落下した果実の早期回収に協力いただき、ミカンコミバエのまん延防止に努めてほしい」と語った。

 寄主果実の除去作業は25日も実施する。徳之島町は母間地区の住民に対し、同日正午までに花時名集落の埋設場所に回収した果実を持参するよう求めている。