ルール違反に罰則求める声も 奄美大島エコガイド協総会

2019年度の事業計画などを決めた奄美大島エコツアーガイド連絡協議会の総会=29日、奄美市名瀬

2019年度の事業計画などを決めた奄美大島エコツアーガイド連絡協議会の総会=29日、奄美市名瀬

 奄美大島エコツアーガイド連絡協議会(喜島浩介会長、会員81人)の2019年度第1回総会が29日、奄美市名瀬のAiAiひろばであり、本年度の事業計画などを決めた。金作原国有林(同市名瀬)で今年2月に試行が始まった利用者に認定ガイドの同行を求める利用規制に関して、認定外のガイドによるツアー客の案内などルール違反の指摘があり、「ペナルティーを決めておくべき」との声も上がった。

 金作原周辺は亜熱帯照葉樹の森に希少な動植物も多く、来年夏の世界自然遺産登録を目指す奄美・沖縄の推薦地。利用規制は、環境保全と質の高い自然体験の提供が目的。官民でつくる奄美大島利用適正化連絡会議で、奄美群島エコツーリズム推進協議会の認定ガイドの同行や車両台数制限などを申し合わせた。法令に基づかない自主ルールで、法的拘束力はない。

 会員から、認定外のガイドによるツアーのほか、利用状況を管理するウェブ上のカレンダーに登録していないガイドや、ルールで定めた車両の上限台数の超過など、現地の利用に関するルール違反の報告があった。 ルール違反のあった認定外のガイドが所属する事業者は「旅行会社との契約があり、人的調整がつかなかった」と説明し、謝罪した。

 喜島会長は「(連絡会議の)事務局の県と罰則規定などについて話し合っていきたい」と述べた。

 19年度の事業計画では外来種駆除作業(6月)や自主研修会などを行う。金作原で認定ガイドが地元の児童生徒らを案内する学習ツアーを秋、冬の2回実施する。

 役員改選は喜島会長を再任。新任役員は次の通り。(敬称略)

 ▽世話役 中岡省吾▽監事 荒田政行