ワクチン接種へ筋肉注射のこつ学ぶ 新型コロナ、奄美市と龍郷町の看護師ら

模型を使って筋肉注射のやり方を練習する参加者=9日、奄美市名瀬

模型を使って筋肉注射のやり方を練習する参加者=9日、奄美市名瀬

 奄美市名瀬の奄美ワクチンセンター(奄美文化センター)で新型コロナウイルスワクチンの集団接種業務に当たる看護師向けの研修会が9日、市役所であった。接種の流れや薬液の取り扱い、強いアレルギー症状アナフィラキシーへの対応などを確認したほか、模型を使った実技練習で筋肉注射のこつを学んだ。

 

 研修会は奄美市と龍郷町、大島郡医師会の共催。看護師約50人が参加した。

 

 奄美ワクチンセンターは19日に開設し、開業医や消防職員、自衛隊員らの集団接種が始まる。5月3日からは高齢者対象の接種を計画している。

 

 会場での流れは、受け付け後に予診票チェック、医師の問診を経て、ワクチン接種を行う。15~30分間の待機で終了となるが、体調急変時は医療機関へ救急搬送される。

 

 看護師は予診票の確認からワクチンの準備、接種、被接種者の状態観察まで幅広い業務を担うことになる。

 

 研修会では大島郡医師会の野崎義弘・救急担当理事や岩城陽一・予防接種担当理事ら担当医師が講話。ワクチンについて「薬剤は丁寧に扱わなければいけないが、集団接種のためスピーディーな対応を」、アナフィラキシーの可能性がある場合は「空振りでも構わない。すぐ119番通報してほしい」と呼び掛けた。

 

 この後、実技練習も行われた。インフルエンザワクチンなど日本では皮下注射が一般的だが、新型コロナワクチンは針を真っすぐに刺して注入する筋肉注射で行う。参加者は模型を使い、針を打つ位置などを確認しながら真剣な表情で研修していた。