上嘉鉄八月踊り唄保存会とあらしゃげ会が交流

あらしゃげ会との交流会で踊りを披露する上嘉鉄八月踊り唄保存会の会員ら=2日、奄美市名瀬

あらしゃげ会との交流会で踊りを披露する上嘉鉄八月踊り唄保存会の会員ら=2日、奄美市名瀬

 八月踊りの保存継承に取り組む喜界町上嘉鉄の八月踊り唄保存会(盛スミ代表)と奄美市名瀬のあらしゃげ会(築地理昇代表)は2日、名瀬のAiAiひろばで交流会を開いた。両団体はそれぞれの踊りを披露した後、一緒に踊りの輪を広げ、文化継承に気持ちを新たにした。

 

 交流会は上嘉鉄側の提案で初開催した。上嘉鉄八月踊り唄保存会は1993年に発足。同集落の踊りや島唄の保存活動と合わせ、伝承の一環として喜界島内外の文化団体や郷友会との交流事業も積極的に展開している。

 

 あらしゃげ会は2011年、名瀬地区の中心商店街活性化を目的に、唄者の故築地俊造さんを中心に発足。奄美市笠利町笠利集落に伝わる踊りを継承する形で活動し、クルーズ船の送迎や観光イベントなどで踊りを披露している。19年度、地域伝統芸能活用センターの地域伝統芸能大賞を受賞した。

 

 2日は上嘉鉄八月踊り唄保存会側の10人を含む約30人が参加。踊りに加え、両会の会員がそれぞれの地区の島唄も披露した。

 

 上嘉鉄の生島常範世話人(59)は「奄美の踊りは力強いと感じた。唄を掛け合うときにかぶせるように歌う構成の仕方など、喜界と違う点を体験できてよかった」と話した。

 

 あらしゃげ会の会員からは「喜界島に行って交流してみたい」との声も上がった。築地代表(53)は「他地区との交流はいい刺激になる。上嘉鉄は味のある踊りだった。自分たちもあの雰囲気を出せるように精進していく」と話した。