不審者侵入想定し訓練 奄美空港

訓練で不法侵入者役を取り押さえる警察官ら=26日、奄美空港の搭乗待合室

訓練で不法侵入者役を取り押さえる警察官ら=26日、奄美空港の搭乗待合室

 奄美空港管理事務所と奄美署、大阪航空局奄美空港出張所は26日、奄美市笠利町の奄美空港で不法侵入事案の対応訓練を行った。空港関連会社と奄美署などが連携して情報伝達、犯人説得・確保に当たり、非常事態への対応を確認するとともに心構えを新たにした。

 

 訓練は、刃物を持った不審者1人が手荷物確認を拒否し、搭乗待合室に侵入したと想定。関係機関は空港内の情報伝達と警察への通報、待合室内の乗客の避難誘導などを行った。奄美署員扮する不審者が刃物を取り出すと、駆け付けた空港派出所署員が2人がかりで素早く取り押さえた。

 

 奄美署の本髙一郎警備課長はNHK大河ドラマ「西郷どん」の放送開始や今夏の登録を目指す世界自然遺産への取り組みに触れ、「全国から奄美に注目が集まる中、観光客の増加が予想される。施設の不備など気付いた点は普段から情報共有を行い、改善しながら有事に備えよう」と一層の連携を呼び掛けた。

 

 空港管理事務所の東浩一所長は「安心・安全が一番の責務。もしもの時に対応できるよう、緊張感を持って業務に当たり、各機関連携して訓練を重ねていきたい」と話した。

 

 増改築工事を進めている同空港は昨年、機内搭乗時に使用するボーディングブリッジ(可動式搭乗橋)を1基増設したほか、搭乗待合室や出発ロビーなどを約2倍に拡張。2017年は前年比約6万5千人増の75万7千人が利用した。