不戦の思い後世に/「対馬丸」慰霊碑完成

 

慰霊碑を除幕する遺族や地元の小中学生=19日、宇検村・船越海岸

慰霊碑を除幕する遺族や地元の小中学生=19日、宇検村・船越海岸

 太平洋戦争中の1944年8月22日、トカラ列島の悪石島付近で米潜水艦に撃沈され、子どもを含むおよそ1500人の尊い命が犠牲となった学童疎開船「対馬丸」の慰霊碑が宇検村宇検の船越(フノシ)海岸に完成し19日、竣工(しゅんこう)式が執り行われた。雨の中、沖縄からの生存者と遺族、沖縄、鹿児島両県、近隣町村の行政、議会の関係者、住民ら約100人が参列。犠牲者のみ霊を慰めるとともに、不戦の思いと、遺体の収容、生存者の救出作業に当たった先人たちの温情、苦労を後世へ語り継ぐ決意を新たにした。