不発弾か、いまだ不明 陸自入り、可能性否定せず 喜界島の爆発事故

爆発事故の現場を調査する陸上自衛隊の不発弾処理隊員や警察、消防署員ら=26日、喜界町湾

爆発事故の現場を調査する陸上自衛隊の不発弾処理隊員や警察、消防署員ら=26日、喜界町湾

 喜界町湾の民家敷地内で起きた爆発事故の調査が26日、本格的に始まった。県警の要請を受け、陸上自衛隊の第104不発弾処理隊(佐賀県)の隊員2人が現地入りし、約30個の金属片を新たに回収した。処理隊の福田秀勝運用班長は「金属片のうち複数は同一の材質と思われる。不発弾の爆発である可能性を否定できない」と話した。現地調査は27日まで行われる予定。

 

 爆発は18日午後2時10分ごろ、同町湾の農業男性(67)方の敷地内で発生。爆風で木造平屋建て倉庫の屋根や壁が吹き飛ばされ、倉庫前に深さ約3メートル、直径約9メートルの穴ができた。

 

 26日の調査には地元の警察や消防、役場職員ら約30人も協力。爆発の原因を探るため、重機なども使って爆発でできた穴の周辺を調べた。

 

 調査後、喜界町役場総務課の担当者は「金属片には農機具の一部とも考えられるものもあり、今後、分析が必要」と説明した。

 

 現場近くに住み、調査の様子を見守っていた男性(83)は「私が子どもの頃、この周辺には戦時中の爆撃でできた穴が幾つもあった。不発弾がまだ残っていると思う。怖いので爆発の原因を特定してほしい」と話した。

 

 爆発翌日の19日、奄美署が現場から回収し、報道関係者に公開した金属片は2個。大きなもので長さ約55センチ、幅25センチ、厚さ0・8ミリだった。