与論島全体が1クラスター 県判断、感染者は計51人に

 県は31日、与論町で新たに新型コロナウイルス感染者が5人確認されたと発表した。与論町の感染確認者総数は51人に拡大した。県は同日、与論町について「島全体を一つのクラスター(感染者集団)と判断した」ことも明らかにした。鹿児島市も同日、市内の高齢者施設で市3例目のクラスターが発生したと発表した。(9面に関連記事)

 

 県によると、31日に与論町で感染が確認されたのは60代の女性2人と男性1人、40代と50代の男性が1人ずつ。50代男性がのどの痛みを訴えているが、他の4人は特に症状はない。5人とも奄美大島の病院に搬送した。

 

 与論でのクラスター発生の判断について、県は厚生労働省のクラスター班から「『島全体を一つのクラスターだと捉えた方がよい』との助言があった」と説明した。

 

 与論町で31日までに感染が確認された51人のうち、27人が県本土の医療機関に入院し、10人が県本土のホテルで宿泊療養中。11人が奄美大島の医療機関に入院中で、与論町では2人が自宅待機している。県本土の医療機関に入院していた1人が退院した。与論町の感染者で退院したのは初めて。

 

 県内では31日、与論町のほかに鹿児島市で11人の感染が確認された。うち10人は30日に感染が判明した80代の女性2人が入所する市内の高齢者施設の職員3人と80~90代の女性入所者7人。

 

 31日現在、県全体の感染者総数は252人。30日現在、54人が医療機関に入院し14人が宿泊療養、3人が自宅待機中。7月1日以降、154人(うち1人死亡)が退院した。