与論町植樹祭14種586本植える

2018年01月23日

地域

「ふるさとの森に」との願いを込め植樹を行う参加者=21日、与論町多目的屋外運動場

「ふるさとの森に」との願いを込め植樹を行う参加者=21日、与論町多目的屋外運動場

 与論町B&G海洋センター主催の植樹祭が21日、同町多目的屋外運動場であった。子どもからお年寄りまで約60人が参加。「島を守る『ふるさとの森』に」との願いを込め、クロキやフクギ、ホルトノキなど14種586本を植えた。

 

 ブルーシー・アンド・グリーンランド財団が進める「海を守る植樹教育事業」の一環で同町では5回目。土地本来の樹木を活用した混植、密植を行う宮脇方式と呼ばれる植樹法で、島を台風などの自然災害から守る「ふるさとの森」の成長を目指している。

 

 開会式では同センターの池田剛所長が「少しでも木を植えることに親しんでもらえたら」とあいさつ。スタッフが植え方を説明した後、参加者はグループに分かれ、同運動場の南側40メートルにわたって苗木を植えた。最後に乾燥や土砂の流出を防ぐため、ススキの枯れ葉を敷き詰めた。

 

 植樹リーダーを務めた与論中2年の福地偉恩君は「みんなで植樹して楽しかった。与論に豊かな森が広がってほしい」と話した。