与論高教諭トリオが優勝 「十九の春」世界大会に20組 与論町

優勝した与論高校教諭の3人組バンド=10日、与論町砂美地来館

優勝した与論高校教諭の3人組バンド=10日、与論町砂美地来館

  【沖永良部総局】「『十九の春』世界大会INヨロン島」(NPO法人ヨロン島・尊々我無主催)が10日夜、与論町砂美地来館であった。与論島内外から20組が出場し、それぞれの「十九の春」を歌い上げた。来場者の拍手の大きさによる審査で、与論高校教諭の狩集浩志さん(52)らの三人組バンドが優勝した。

 

 大会は2009年に始まり8回目。住民ら約500人が詰め掛けた。与論のほか沖永良部島、徳之島、沖縄、本土からも出場し、それぞれの島や家族への思いを込めた自作の歌詞やアレンジ曲で個性を発揮。フラダンスなども披露され、会場を盛り上げた。

 

 優勝を飾ったのは、ボーカル・ギター担当の狩集さんと、西村彬さん(36)、原口巧基さん(28)がダブルキーボードを務める教諭トリオ。映画「タイタニック」のテーマ曲風にアレンジした「与論高校の春」を熱唱し、聴衆を魅了した。会場からのアンコールに応えて、与論の海をイメージしたオリジナル曲も披露した。

 

 バンドは昨年5月に結成し、今回が初出場。狩集さんは「光栄です。普通とは違うアレンジだったが思い切り演奏した。来年もぜひチャレンジしたい」と笑顔を見せた。

 

 「十九の春」は日露戦争のころ、演歌師の添田唖蝉坊(そえだあぜんぼう)が歌った「ラッパ節」が原型とされ、その後の広がりには諸説ある。九州の炭鉱で働く与論島出身者が歌った「よろんラッパ節」が故郷で「よろん小唄」として定着。沖縄に伝わり「十九の春」が生まれたといわれる。後に歌手の田端義夫がレコード化して大ヒットした。