与論1人感染、関連計55人に 塩田知事「医療脆弱な島訪問自粛を」

お盆の帰省シーズンを前に一部離島への訪問自粛を呼び掛けるメッセージを発表する塩田知事=6日、鹿児島市の県庁

お盆の帰省シーズンを前に一部離島への訪問自粛を呼び掛けるメッセージを発表する塩田知事=6日、鹿児島市の県庁

 鹿児島県は6日、与論町で新たに新型コロナウイルスの感染者1人が確認されたと発表した。与論町関連の感染者総数は55人に拡大した。お盆の帰省シーズンを迎えることから塩田康一知事は6日、与論島など医療提供体制の脆弱(ぜいじゃく)な一部離島への訪問自粛を呼び掛けるメッセージを発表した。

 

 感染が確認されたのは与論町在住の10代女性で、5日に陽性が判明した40代女性の親族。6日の抗原検査で陽性が判明した。37・4度の発熱やせき、倦怠(けんたい)感などの症状があり、島内の医療機関に入院している。

 

 県によると、与論町関連の感染者55人のうち、1人は鹿児島市在住。与論町在住の54人は6日現在、14人が県本土の医療機関に入院し、2人が県本土のホテルで宿泊療養中。3人が奄美大島の医療機関に入院し、2人が奄美大島のホテルで宿泊療養中で、5人が与論島の医療機関に入院している。28人が既に退院・退所している。

 

 塩田知事は6日、県庁で発表したメッセージで「帰省の際は感染防止策を徹底し、発熱などの症状がある場合は移動を控えてほしい」と要請。さらに「離島は医療提供体制が脆弱だ」とし、与論など来島自粛を呼び掛けている一部離島への訪問を控えるよう求めた。

 

 県内では6日、与論町のほか、薩摩川内市で50代女性1人、鹿児島市で20~90代の男女5人の感染が確認された。

 

 6日、県全体の感染者総数は273人になった。5日現在、47人が医療機関に入院し、12人が宿泊療養中。7月1日以降の退院・退所は196人、うち死亡2人。