両陛下来島で新たな縁/和泊町、警備警官が宿泊地に感謝の手紙

集落内で交流した機動隊員から届いた手紙を手に笑顔の大城さん=6日、和泊町

集落内で交流した機動隊員から届いた手紙を手に笑顔の大城さん=6日、和泊町

 昨年11月に天皇、皇后両陛下が沖永良部島に来島された際、警衛警備のために和泊町の喜美留字公民館に宿泊した機動隊員から、喜美留の大城正文さん(70)宛てに手紙が届いた。隊員への差し入れや、集落民と交流したことへのお礼が書かれており、大城さんは「両陛下の来島がきっかけで、いい縁が生まれた」と喜んでいる。

 住民によると、同公民館では隊員約15人が10日間ほど寝泊まりした。大城さんは「こんな遠い島に来て頑張っている警察官を元気づけたい」と奄美黒糖焼酎や、「名人」と自負する得意のヤギ汁を振る舞った。最終日は集落民が集まりお別れパーティーも開いた。

 手紙の主は愛知県の中部管区機動隊第1大隊第3中隊第3小隊の浅井旭小隊長。手紙には黒糖焼酎やヤギ汁がとてもおいしく、愛知に戻った後も隊員たちが土産話にしていることなどが書かれ、「寒い朝ほど温かった沖永良部島と大城さんや喜美留の皆さんのことを思い出します」「沖永良部島は遠く、気軽に会いに行ける距離ではないが今回できた縁を大事にしたい」とつづられている。

 大城さんは「手紙がうれしくて思わず新聞社に連絡した。お礼に愛知へヤギ汁を送ろうと思うが、また来てくれたら腹いっぱい食べさせたい」と笑顔で話した。