中村氏、9条に学ぼう/「基地」語る会

復帰運動を語る会 「女性たちの復帰運動を語る会」が26日、奄美市の名瀬公民館金久分館であった。元名瀬市議の崎田実芳さん(85)、笠利町の大山幸良さん(85)、環境ネットワーク奄美代表の薗博明さん(80)、名瀬九条の会代表の星村博文さん(52)が「復帰運動に学ぶ奄美の基地問題」をテーマに意見を述べた。復帰60周年を迎えた昨年に続き3回目の開催。兵庫県在住の井上邦子さんが呼び掛け、市民約30人が参加した。

 崎田さんと大山さんは、「祖国への道」の著者で復帰運動に関わった中村安太郎氏にスポットを当てた。崎田さんは「中村さんが民族運動という位置付けで超党派の組織をつくり上げ、奄美の人々は日本復帰を求めているということを署名で世界に訴えた。ここが大事だと思う。復帰運動に取り組んできた一人として、自衛隊配備問題にどのような運動を展開するかを考えたとき、憲法9条を一読するだけでも十分な力を出せると思う。先人の見いだした偉大な功績を振り返り、あらためて学ぶべきだと思う」と強調した。
 薗さんは「自治体や議会、民間団体の自衛隊誘致は、おねだり根性で恥ずかしい限りだ」と批判。「奄美の先人はどのような生き方をしてきたか。あなた方は知っているのかと、問い掛けていきたい」と付け加えた。星村さんは「自衛隊配備で奄美はどこへ向かっていくのだろうかが今後の大きなテーマだ。基地の島にするのか、文化や自然を大事にする島にするのか。行政は市民にきちんと説明する義務がある」と語った。
奄美の輝き