京都の畳楽器演奏バンドがケンムン楽器を寄贈

ケンムン楽器(ハーモニカ)を演奏する音楽バンド「日本畳楽器製造」の西脇さん(右)=13日、奄美市笠利町

ケンムン楽器(ハーモニカ)を演奏する音楽バンド「日本畳楽器製造」の西脇さん(右)=13日、奄美市笠利町

 関西を拠点に畳をPRする音楽バンド「日本畳楽器製造」は13日、奄美市笠利町の宿泊施設「奄美リゾートばしゃ山村」に畳を使った「ケンムン楽器」(ハーモニカ)を寄贈した。楽器のモチーフは奄美の森にすむといわれる妖怪「ケンムン」。畳職人でバンドを主宰する西脇一博さん(52)=京都府=は「ケンムンと畳のPRに活用してほしい」と語った。

 

 バンドは2010年結成。西脇さんが音楽を通して畳の良さを伝えたいと畳ギターで路上ライブをしていたところ、音楽好きが集まってきたという。

 

 バンドはギターや三味線、フルートなど畳を使った楽器を演奏する。現在は京都府の地域の祭りや全国の音楽フェスでライブ出演するほか、学校や福祉施設で畳製作体験教室を開くなど普及活動も行う。

 

 「畳を使うと音が丸くなり、中音がきれいに響く」と西脇さん。楽器はケンムンをかたどった畳の頭部にハーモニカを固定した。縦90センチ、横65センチ、重さ3・8キロ。

 

 今回の製作はバンドメンバーの親族に奄美出身者がいたことがきっかけ。西脇さんは「自然豊かな奄美の暮らしの中から生まれてきたケンムン。日本文化に根付く畳。二つは未来に残すべき存在。音楽と楽器でこれからも応援したい」とも話した。

 日本畳楽器製造は13日夜、奄美市名瀬で音楽ライブも行った。