人と動物共生へ寄付募る 徳之島町、高校生支援も

二つのガバメントクラウドファンディングの開始をPRする徳之島町職員(町提供)

二つのガバメントクラウドファンディングの開始をPRする徳之島町職員(町提供)

  徳之島町は1日、ふるさと納税の総合サイト「ふるさとチョイス」を活用して高校生、自然保護、農家を支援する二つのガバメントクラウドファンディング(GCF)を開始する。来年1月末まで寄付を受け付け、寄付金で地域課題の解決に努める考えだ。

 

 GCFはふるさと納税の寄付金の使途を具体的にプロジェクト化し、企画に賛同した人から寄付を募る仕組み。町側は2018年度から、「徳之島アマミノクロウサギ共存事業」、徳之島高校と連携して生徒の学習環境整備などを支援する「島ぬ宝ふるさと納税」をGCFで導入している。

 

 本年度は「離島高校生の夢応援プロジェクト事業」(目標額100万円)、「アマミノクロウサギとトモダチプロジェクト事業」(同135万円)に取り組む。

 

 高校生応援プロジェクトは前年度に続き、同校と連携して展開。島では出会えない職業の従事者を講師に招き、生徒の新たな価値観や職業観育成を進めるほか、島外で開かれる各種試験会場への渡航費支援を行う。

 

 クロウサギとトモダチプロジェクトはクロウサギの保全活動を進めながら、同町母間地区を中心に増加しているクロウサギによるタンカンの果樹被害を抑制する取り組み。特に被害の多い園地のタンカン500本の1本ずつに、高さ45センチの防護柵を設置する。並行して輪禍防止に向けた啓発ポスターや横断幕を製作して、人とクロウサギの共存を目指す。

 

 町担当者は「全国の皆さまから応援で、徳之島が抱える課題を解決していきたい」としている。