今年初の与論十五夜踊

二番組による扇踊り「一度いふて」=30日、与論町の地主神社

二番組による扇踊り「一度いふて」=30日、与論町の地主神社

 旧暦3月15日の30日、与論町の地主神社で今年最初の「与論十五夜踊」があった。室町時代の狂言などを取り入れた一番組と、与論をはじめ奄美や沖縄の言葉と琉球風の舞踊を取り入れた二番組からなる伝統の踊りを奉納した。大型連休とも重なり、会場には島内外から多くの観客が訪れた。

 

 神事の後、両組合同の「雨たぼうり」を皮切りに、「三者囃子(さんばすう)」「一度いふて」「この庭」など9演目の踊りを次々と奉納した。

 

 与論十五夜踊は島中安穏や無病息災、五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈り、旧暦の3、8、10月の各15日に演じられる。450年余の歴史を誇り、現在は保存会が踊りを受け継いでいる。国の重要無形文化財。

 

 この日に合わせ東京から観光で来ていた西脇亜由子さんは「昔ながらの踊りに楽しさを感じた。見学しながら島の人たちと一緒に飲み食いできるとは思っておらず、与論のおもてなしにも感激」と笑顔で話した。