伊仙町コースも開通=50人が島の自然体感―徳之島

トレイルコースを歩く参加者ら=10日、伊仙町犬田布

トレイルコースを歩く参加者ら=10日、伊仙町犬田布

 県が奄美群島の各島でコース設定を進めている「世界自然遺産 奄美トレイル」の伊仙町エリアの開通式が10日、伊仙町犬田布岬であった。式典後、トレイルウオークがあり、家族連れなど約50人が約9㌔の道のりを散策し、島の自然の豊かさを体感した。

 

 奄美トレイルは、今夏の実現が有力視されている奄美大島と徳之島の世界自然遺産登録効果を、奄美群島全体に波及させることが目的。県が2016年度からコース選定を進めている。21年度までに各島で順次開通させていく考えだ。

 

 伊仙町では▽喜念・面縄・古里コース(9・3㌔)▽伊仙・阿三・阿権コース(6・6㌔)▽木之香・犬田布・崎原コース(13・3㌔)の3コースを設定している。

 

 式典では、県の古薗宏明環境林務部長や大久保明町長があいさつして奄美トレイルの効果に期待を寄せ、関係者がテープカットしてトレイル開通を祝った。

 

 トレイルウオークは木之香・犬田布・阿権コースの一部となっている犬田布岬から阿権集落までを散策。参加者は洞窟や天然の塩田があるミヤトバル海岸や阿権渓谷、犬田布闘牛場などの見どころを巡り、約3時間かけて歩いた。

 

 夫婦で参加した豊島克仁さん(44)=伊仙町検福=は「町内に住んでいても、見たことのない場所や通ったことがない道があり、いい経験になった」と話した。

 

 17年度は宇検村、喜界町、徳之島町、与論町でルート設定が完了する予定。