住民ら暴風対策急ぐ 窓補強、屋根に土のうも 直撃予想に戦々恐々 台風10号接近

トタンが飛ばないよう、屋根の上で作業する住民ら=4日、奄美市笠利町

トタンが飛ばないよう、屋根の上で作業する住民ら=4日、奄美市笠利町

  台風10号が接近中の奄美群島各地で4日、住民らが家の屋根が飛ばないようトタンを打ち直したり、玄関や窓ガラスにベニヤ板を打ち付けるなど、暴風台風対策を急いだ。住民らは不安げな表情で「台風が少しでも奄美を避けて通過してほしい」と口をそろえた。

 

 非常に強い台風10号は6日に奄美地方を風速25㍍以上の暴風域に巻き込み、7日にかけて最大瞬間風速が70~80㍍に達する猛烈な風が吹く見込み。また、奄美北部は台風が直撃する恐れがある。

 

 奄美市笠利町辺留集落の60代男性宅は、屋根に土のう約30個を運び、トタンが飛散しないようにひもでつないで固定した。住人は「これまで家が大きな被害に遭ったことはないが、今回の台風だけは特別。屋根が壊れると家の中が大変なことになる」と語り、作業を進めた。

 

 龍郷町龍郷の豊重博さん(82)宅では、暴風で雨戸が外れないように材木で補強したり、片側開きの倉庫に風が吹き込まないよう資材でふさいだりしていた。

 

豊さんは「今回の台風はどんなに対策をしても怖い。もうしばらく台風の動きを見て、いざという時は避難所への避難も考えている」と話していた。

 

 奄美大島では、家の前の側溝や排水溝を清掃したり、粘着テープをガラス窓に張り付けて補強したりする住民の姿も見られた。