働き手確保、安定雇用へ えらぶ島づくり事業協設立 沖永良部島

設立総会を開いたえらぶ島づくり事業協同組合の組合員ら=21日、和泊町(提供写真)

設立総会を開いたえらぶ島づくり事業協同組合の組合員ら=21日、和泊町(提供写真)

    【沖永良部総局】沖永良部島での安定した雇用の創出を目指す「えらぶ島づくり事業協同組合」の設立総会が21日、和泊町役場であった。和泊、知名両町の農業や商業、福祉などの組合員8事業者が出席。2021、22両年度の事業計画や役員人事案など15議案を承認し、地域の人材不足解消への決意を新たにした。理事長にシーサイドビュー代表取締役の平安正吾氏(44)=知名町=を選出。7月をめどに、組合員の事業者への労働者派遣事業をスタートさせる予定。

 

 地方での雇用創出や若者定着を目指し2020年6月に施行された「特定地域づくり事業推進法」に基づく事業。複数の事業者が出資して組合をつくり、地域の若者や移住者らを職員として雇用し繁忙期など事業所の労働需要に合わせて働き手として派遣する仕組み。特定地域づくり事業協同組合制度を活用した労働者派遣事業は県内で初の試み。

 

 設立時の組合員数は8事業者。事務所は和泊町の町有線テレビ施設内に設置する。21、22両年度の事業計画には、労働者派遣事業の実施や組合員の労働生産性向上を図るための講習会、研究会の開催などを盛り込んだ。21年度の派遣予定職員は8人で、5月をめどに募集を開始する予定。

 

 平安理事長は「異業種間で協力し、人材不足という共通の課題解決に取り組んでいく。労働者派遣事業はU・Iターン者の定住促進や島の人口減少対策にもつながると思うので成功させたい」と決意を語った。