児童の作品、初受賞 奄美大島紬原図コン 奄美らしさ伸び伸び表現

 

児童生徒と一般の計149点を製造業者が審査した紬原図コンテスト=25日、奄美市

児童生徒と一般の計149点を製造業者が審査した紬原図コンテスト=25日、奄美市

 奄美群島地域産業振興基金協会(奄美市名瀬、会長・牧雅彦本場奄美大島紬協同組合理事長)主催の第33回本場奄美大島紬原図コンテストが25、26日の両日、奄美市名瀬の市産業支援センターであった。応募149点を紬協組組合員の製造業者が審査し、製造希望原図11点を入選作品として指定した。プロの原図師らが参加する一般の作品に加え、コンテスト創設以来初めて児童の作品2点が選ばれた。

 

 

 産地のリード製品づくりを目的に毎年開催している。今年は児童生徒部門が新設され、龍郷町内の2校から児童23点(13人)、北海道や京都など全国から一般126点(18人)がエントリーした。審査は部門ごとに匿名で行われた。

 

 

 児童の作品は定規とコンパスを用いた幾何学模様を中心に、サトウキビや黒糖、海、鶏飯など身の回りの物を自由な発想でモチーフ化しており、それぞれが思い描く「奄美らしさ」を伸び伸びと表現したものが多かった。

 

 

 児童の作品を採用した夢おりの郷(龍郷町大勝)の南晋吾社長(39)は「子どもならではの自由で純粋な絵に魅力を感じた。初心に返って製品化したい。子どもたちにとってデザインの仕事や大島紬に興味を持つきっかけになれば」。

 

 

 前田紬工芸(龍郷町浦)の前田圭祐さん(34)は「初の試みなので積極的に採用したいと思っていた。なるべく原図に近い形で製品化したい」と話した。

 

 

 原図を指定した製造業者は作品を基に図案を作成して反物に仕上げ、来年2月開催予定の紬原図展・製品化コンテスト「翔けあまみ」に出品する。