共助を災害対応の力に 沖永良部でBHELP研修

グループごとに演習を行う研修参加者=18日、和泊町

グループごとに演習を行う研修参加者=18日、和泊町

グループごとに演習を行う研修参加者=18日、和泊町

グループごとに演習を行う研修参加者=18日、和泊町

 地域保健・福祉関連業務の従事者らを対象とした災害対応研修「BHELP標準コース」が18日、和泊町の防災拠点施設やすらぎ館であった。同研修を主管する一般社団法人日本災害医学会の関係者をはじめ、島内の医師、看護師ら医療従事者と消防署員、福祉施設職員や町の防災担当など約50人が参加。災害発生時の対応能力向上に努めた。

 

 研修は主に地域の医療・保健福祉関係者らが災害対応に関する知識や、共通の言語・原則を理解し、災害発生時に適切かつ連携した対応を行うことを目的に、日本災害医学会が主体となって全国各地で実施。鹿児島県内や離島での開催は今回が初めて。

 

 午前中は6班に分かれて、災害発生時の行動原則「CSCATTT」(C=指揮と調整、S=安全確保、C=情報伝達、A=評価、TTT=トリアージ、治療、搬送)に基づいた、さまざまな場面での災害対応などについて講義と演習を行った。

 

 グループごとの演習ではインストラクターが各班に配置され、参加者の意見を引き出しながら進行した。

 

 インストラクターとして参加した沖永良部徳洲会病院の渡慶次賀博院長は「沖永良部は離島ゆえ災害発生後、島外からの支援に時間を要するなど、公助の面で心配もある半面、字(集落)住民の結束が固く共助の力は他より秀でている。この共助力を災害対応に最大限生かすための研修。今回は沖永良部島だけだったが、第2回はぜひ奄美の他の島の人たちとも一緒に開催できれば」と話した。