共生社会実現へ一歩 奄美市

共生社会の構築に向けた思いを共有した奄美共生プロジェクト参加者=9日、奄美市役所前

共生社会の構築に向けた思いを共有した奄美共生プロジェクト参加者=9日、奄美市役所前

 高齢者、障がい者、児童らが集えるイベント「奄美共生プロジェクト」(奄美大島介護事業所協議会主催)は9日、奄美市役所新庁舎を主会場にあった。参加者は街中ウオーキングリレーや物品販売、福祉用具体験、公開講座など多彩なプログラムを楽しみながら交流し、共生社会構築に向けた一歩とした。

 

 プロジェクトは、誰もが絆の中で生きがいを持ち、自分らしい尊厳が保持される社会を推進する目的。奄美大島の学童クラブや小学校、障がい者就労支援施設、高齢者デイサービス事業所などが協力した。

 

 ウオーキングリレーには100人余りが参加。金久中、伊津部小、奄美小の3地点からそれぞれ奄美市役所を目指し、思い思いのペースで歩ける距離を歩いた。

 

 ゴール後、市役所1階駐車場であった共生プロジェクトセレモニーではプロジェクトの説明やウオーキング参加者への参加賞授与、感想発表があった。併せて共生マルシェ(市場)も開かれた。

 

 ウオーキングリレーに参加した奄美市の重村隆喜さん(76)は「スタッフの皆さんに助けてもらって久しぶりに市街地を歩いた。きれいになってとても歩きやすかった」と充実感を語った。

 

 公開講座では大阪府豊中市社会福祉協議会の社会福祉士勝部麗子さんが講演。制度のはざまにある問題に対応し、地域づくりへつなげるコミュニティーソーシャルワーカーの活動を紹介し、「困ってないけど寂しい人がいる。共生社会で支えていきたい」と訴えた。