冷凍コンテナ14基 離島航路に

離島航路の事業者に引き渡された冷凍コンテナ=22日、鹿児島市の鹿児島新港

離島航路の事業者に引き渡された冷凍コンテナ=22日、鹿児島市の鹿児島新港

 公益財団法人九州運輸振興センター(竹島和幸会長、福岡県)は22日、離島への生活物資の輸送に使う冷凍コンテナ14基を県内の離島航路事業者に引き渡した。1981年度に提供を始めて以来、鹿児島県分は292基(保冷用などを含む)に達し、離島住民の利便性向上に一役買っている。

 

 同センターは日本財団の助成を受けて冷凍コンテナを製作している。行政が赤字を補填(ほてん)している航路の事業者には製作費の全額を助成。その他の事業者には8割を支援し、残り2割を事業者などが負担している。

 

 今年の製作費は九州全体で6660万円。奄美関係では鹿児島―奄美―那覇航路のマリックスライン株式会社とマルエーフェリー株式会社に3基ずつ、鹿児島―喜界―知名航路の奄美海運株式会社に3基、鹿児島―十島―名瀬航路を運航する十島村に2基が贈られた。

 

 同センターによると、全国では物資輸送にトラックを使う離島航路が多いが、距離の長い奄美や小笠原(東京都)ではコンテナが主流。冷凍食品の利用が広がり、コンテナの需要も高まっているという。

 

 提供されたコンテナは最大で重さ3・3トン。20トンまで物資を積むことができ、温度を調整して常温や冷蔵用としても利用できる。

 

 鹿児島市の鹿児島新港で引き渡し式があり、同センターの竹永健二郎理事長は「冷凍コンテナが離島住民の生活向上に役立てれば幸いだ。末永く大切に使ってほしい」とあいさつ。事業者を代表して奄美海運の迫田昌社長が感謝の言葉を述べた。