加計呂麻島 芝伝統の「カツオ祭り」

漁船から振る舞われる祝い餅に手を伸ばす参加者ら= 28日、瀬戸内町加計呂麻島芝

漁船から振る舞われる祝い餅に手を伸ばす参加者ら=
28日、瀬戸内町加計呂麻島芝

 瀬戸内町加計呂麻島の芝集落で28日、恒例のカツオ祭りがあった。9隻の漁船団が集落沖で勇壮な海上パレードを繰り広げた後、見物客に約1トンのカツオと祝い餅を振る舞い、漁の安全や大漁を祈願した。

 

 明治期からカツオ漁で栄えた集落の伝統行事。人口減少や高齢化に伴い、近年は脇田丸が主催している。この日はあいにくの雨の中だったが、海岸には多くの地域住民や観光客が集まった。

 

 海上パレードと模擬カツオ釣りの披露の後、船上から餅やカツオ引き換え券の入った小袋がまかれると、老若男女が手を伸ばした。餅を追って海に飛び込む男性もいた。

 

 後半はマグロ解体ショーや島唄、踊りの余興で盛り上がった。

 

 ゴールデンウイークを利用して宮城県から帰省し、会場を訪れていた碩貴徳さん(35)は「予想以上の人の多さにびっくり。餅が飛んで来るのも面白かったし、来てよかった」、息子の来琥君(8)は「餅やカツオの切り身がもらえ、楽しかった」と満足していた。