動物愛護団体が拠点施設開所 徳之島町亀津

徳之島町内にペットの終生飼養普及啓発活動などの拠点を設けた「わんにゃんハートネットとくのしま」のメンバー

徳之島町内にペットの終生飼養普及啓発活動などの拠点を設けた「わんにゃんハートネットとくのしま」のメンバー

 徳之島の動物愛護団体「わんにゃんハートネットとくのしま」(政田由美子会長、会員36人)の拠点施設が17日までに、徳之島町亀津の旧徳寿園に設けられた。施設を活用して放置や遺棄された犬猫の保護・譲渡を進めるとともに、飼い主に適正飼育や終生飼養などを呼び掛け、人も動物も幸せに暮らせる島の実現を目指す。

 

 わんにゃんハートネットとくのしまは2017年に設立された。しばらくは5人程度で活動していたが、個人で犬猫の保護活動を行っていた有志が団体の活動理念に共感し、今年9月に会員が30人を超えたことで拠点施設の必要性が浮上。徳之島町から無償で施設を借り受けた。

 

 基本理念は「人も猫も犬も幸せに暮らせる島の実現」で、「人間と動物と自然の共存」を目標に掲げる。主な活動は▽チラシによる終生飼養の普及啓発▽野良猫、野良犬の保護▽保護した犬猫の里親探し▽保護施設の増設-など。

 

 拠点開所に合わせ、地域の野良猫の保護をスタート。不妊去勢手術した3匹のうち2匹を譲渡し、1匹は元の場所に戻した。現在、生後3~4カ月の子猫9匹を保護し、譲渡先を探している。

 

 政田会長(47)によると、会員増加による活動の拡大に伴い、犬猫の保護数増加が見込まれるため、餌代や不妊去勢手術代など運営資金の確保が課題となっている。10月から島内の事業所に募金箱を設置しているほか、今後は会員確保に加え徳之島3町への助成金申請も検討していくという。

 

 政田会長は「野良猫や野良犬になったのは人間が捨てたから。適正飼育、終生飼養の大切さを伝え、1匹でも多くの犬猫の命を救い、島全体の(ペット飼養に対する)意識を変えていけたら」と話した。

 

 犬猫の保護情報や譲渡などに関する問い合わせは電話090(8768)7431政田会長へ。